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5月, 2018の投稿を表示しています

君の友だち

You just call out my name And you know wherever I am I'll come running to see you again Winter, spring, summer or fall All you have to do is call And I'll be there You've got a friend ただわたしの名を呼ばわれば どこにいようと わたしは走ってくるだろう、再びあなたに会うために 冬に、春に、夏に、あるいは秋に、 あなたはただ呼ぶだけでいい わたしはそこにいる あなたには友がいるのだ Carol King - You've got a friend まだ出生前診断を受ける前のある朝、 妻は土曜出勤の通勤中に、 ぼくは家で、 それぞれ偶然にもキャロル・キングの同じアルバムを聴いていたということがありました。 「君の友だち」の収録された、キャロル・キングの『つづれおり』です。 そしてきょう、 妻は仕事からの帰り道にキャロル・キングの「君の友だち」を聴いていて、 同じ頃、ぼくは病院の待合室で、誰の歌かはわからないのですが、「君の友だち」のカバーを聴いていました。 妻は毎日キャロル・キングを聴いている、というわけではありません。 示し合わせたわけではないのに、偶然が重なるのは不思議です。 あまねくんにとって、 自分たち親が「君の友だち」に歌われているような「わたし」になれたらいいし、 逆にあまねくんがぼく達にとっていつもそこにいてくれる「わたし」になってくれるかもしれない、 そんなことを思いました。 現に長女の存在はぼくの生を助けていると思うのです。 そして家族全員が、 すぐに駆けつけてくれる大きな存在に包まれながら在れたらいい、そうも思いました。

時の流れがどんどん加速していきます

ロウ・イエ監督の『ふたりの人魚』という映画を観ていて、その中で流れている音楽から、 ふいに、 独身の頃の自分がヘッドホンで音楽を聴きながら外を歩いている図が脳裏に浮かびました。 結婚するしばらく前、実家暮らしをしていた自分の姿です。 映画と自分の過去やいまの生活にはほとんど重なるところがないのに。 少し懐かしいような色彩と、川の周囲の人々の暮らしを揺れるカメラで切り取る画が、ノスタルジックな気分にさせたのかもしれません。 結婚して、あれからもう11年以上経っていて、娘が生まれてからは2年が過ぎ、毎日子どものために絵本を読んだり、お風呂に入れたり歌を歌ったりし、お腹に2人目の子どもがいて、そして出生前診断を受けてから2ヶ月が経って、今からさらに2ヶ月少し経った頃にはダウン症と診断された子どもが生まれてきます。 人生の車輪がひとつずつ増えて、自分ひとりを運んでいるようだった時が、いつの間にか車輪が4つに増えて、高速道路を走る車のような速さで景色を後ろへ後ろへと流していきます。 なんだかついていけないというような思いもありつつ、どこへどんな風に進んでいくのかという不安もあるようです。 ぼくの場合は、妻と出生前診断を受けて(羊水検査をしたのは妻で、ぼくは何も検査を受けていませんが)、ダウン症のわが子の登場まではゆるやかな上り坂を上っているようで、崖のように急峻な立ちはだかりはないのでしょうが、不安や期待を感じる時間はあるのでしょう。 最近は生まれてくる子のことを考えない日はありません。 きょう家までの帰り道にiPodでシューベルトのピアノ・ソナタを聴きました。 独身の頃と違って、耳の中にも家族がいるような感じです。 考え事をして、聴いているような聴いていないような。 自分の世界をいくらイヤホンで塞いでも、自分だけの世界ではない、共に生きていくべき世界が全身に広がっているんでしょう。 生まれてくる子のこと、長女のこと、妻のこと、また慌ただしくなって加速するだろう生活のこと。一瞬一瞬を、思い出づくりに、教育や療育に、家事や仕事に、大切に過ごすことを心がけていようと、気がつくともうお年寄りの仲間入りをしていそうな、そんな気がします。 この世で悠々と自適に過ごしている図は思い浮かびません。 自分の知っている人の子どもが、しばらくぶりに会うと、信じられないくらい大きくなっていることに

妻の誕生日

今日は妻の誕生日です。 これから赤ちゃんを産むのですが(7月末予定)、その前にお母さんがこの世に生まれてきたことを祝います。 お腹が大きい中での、からだを使った仕事、家族を支えるためのがんばり、この世は決して楽な場所ではないけれど、幸せをたくさん感じてくれるといいな。 これまで色んな困難がふりかかってきたけれど、乗り越えてきてくれました。一緒に歩いてきてくれた。ありがとう。 これから特別な子がこの世に生まれてくることになっているけれど、その子を通しても苦労を越えた喜びが与えられますように。 妻としてより、 母としてより、 まず人として、そこにいることを感謝され、存在を喜ばれ、たくさんの幸せに包まれてありますように。 お誕生日おめでとう。

「出生前診断 ー なぜ産むことに決めたか」ページを公開しました。

今日は5月3日。 1日、2日もお休みだった方も多いのではないでしょうか。 わが家は今日からGWです。 さて、 「出生前診断 ー なぜ産むことに決めたか」 のページを追加しましたのでお知らせします。長文ですので、興味のある方はお時間のあるときにお読みください。 いつも読んでくださってありがとうございます。 今日は妻と長女とお腹の赤ちゃん(あまねくん)とで、障害児のための絵画教室を主催されている、画家の中道芳美さんの個展 「 中道芳美展 〜いのちの薔薇、詩篇〜」 に行ってきます。